今回ご紹介するのは、愛知県春日井市で相続・空き家を中心とした不動産売却支援を展開する「株式会社神領不動産様」です。春日井・神領・高蔵寺・勝川エリアに根ざし、創業50年の地域密着を続けてきた老舗です。
空き家や空き地は、相続をきっかけに「持っているだけ」になりやすい資産です。管理に手間がかかり、コストもかさむ一方で、誰にどう相談すればよいか分からないまま放置されるケースも少なくありません。所有者の多くにとって、空き家・空き地との向き合い方は初めての経験になります。
神領不動産様の代表・高木いおり氏は、宅地建物取引士に加えて空き家マイスターの資格を持ち、春日井市主催の空き家相談会では相談員も務めています。愛知県宅地建物取引業協会(北尾張支部)の役員でもあり、女性社長として相談者に寄り添う姿勢を大切にしてきました。資格と地域での実務の両面から、空き家・空き地の悩みに向き合ってきた専門家です。
本記事では、弊社ブランディングテクノロジーが実施した空き家・空き地所有者3,000人アンケートの結果をもとに、同社代表 高木いおり氏に、空き家・空き地の「管理」と「売却」のつながり、そして信頼で選ばれる不動産会社の条件について詳しく伺いました。
▼本インタビューは動画でもご覧いただけます
目次
会社概要と事業内容
話し手

株式会社 神領不動産 代表 高木いおり氏
愛知県春日井市大留町に拠点を構え、春日井・神領・高蔵寺・勝川エリアを商圏とする地域密着の不動産会社です。相続した実家の売却を得意とし、空き家・空き地の悩みに向き合ってきました。信用第一を掲げ、地域の方々に支えられて創業50年を迎えています。
代表の高木いおり氏は、1964年に春日井市で生まれ育った地元出身者です。看護師を経て不動産業に携わり、宅地建物取引士、空き家マイスター、不動産キャリアパーソンの資格を持っています。愛知県宅地建物取引業協会(北尾張支部)の役員、春日井市の空き家相談会の相談員としても活動し、女性が安心して悩みを相談できる環境づくりを心がけています。
▼株式会社神領不動産 公式ホームページ
https://www.jinryoufudousan.co.jp/company/
相続が7割。高齢の所有者に積み重なる「売れない空き家」
まずアンケートの結果からご紹介します。空き家・空き地を所有したきっかけは「相続」が7割以上を占め、年齢が上がるほど所有率も高くなりました。管理状況を見ると8割近くの方が自分で管理しており、困りごとでは「管理が面倒・手間」という回答が4割を超えて最も多くなっています。高木社長は、この結果を現場の感覚と照らしてどうご覧になりますか。
おおむねこの通りだろう、という感覚です。年齢を重ねた方が持っているケースが多いということは、売れない空き家が積み重なってしまっている部分があるのだと思います。
売ろうと考えている方は、70代以上でも50代・60代でも、わりとすぐに動かれます。一方で、踏ん切りがつかないまま放置されている空き家が増えているのだと読み取れます。
若いうちは自分で管理できていて、「このまま何とかなるだろう」と考えている方も多いのだと思います。ただ、体力的な衰えもありますし、掃除をしてもしばらくすればまた荒れてしまう。そうした負担感から、少しずつ放置につながっていくのではないでしょうか。相続で取得しても、放置による負担がそこまで大きく感じられないために、そのまま置いているという方も見受けられます。

管理で選ばれる決め手は「信用」、その入口はネット検索
管理委託を検討したことがある方は3割ほどでした。業者を選ぶ基準を伺うと、「信用できそうな業者」が4割を超えて突出し、次いで実績が挙がっています。料金の安さやサービス内容は意外に上位ではありませんでした。さらに、管理業者を見つけた方法はネット検索が4割以上で1位です。希望するサービスは草刈りが最も多く、支払える金額は月3,000円以下が4割、月5,000円以下が6割という結果でした。
自分の資産を預けるとなると、やはり信用や信頼が決め手になるのだと思います。料金やサービス内容で大きな差をつけにくい業者であっても、長く信頼を積み重ねていれば、管理の委託を任せていただける可能性は十分にあると感じています。
注目したいのは、50代以上が中心の層であっても、業者を探す入口がネット検索だという点です。皆さん、まずインターネットで調べることが当たり前になっています。ですから、管理に対応していることをWeb上できちんと示しておくことが、相談の入口を広げることにつながると考えています。
希望されるサービスで草刈りが多いのも、近隣への迷惑につながりやすいからだと思います。価格の感覚としては、月数千円までという声が多く、無理のない範囲に収めたいという意向が見えます。

「管理してほしい」が「売却」に着地する理由
管理委託を検討した方の8割近くが、売却も検討しているという結果が出ました。管理の需要と売却の需要は重なっているように見えます。また、所有者がホームページで特に見る箇所は、料金プラン、事例、そして「基礎知識」という順番でした。高木社長は、管理の相談と売却の関係をどう感じていますか。
実は当社も空き家管理に対応していますが、「管理をお願いしたい」というご相談を伺っていくと、最終的に「ではどうしたらいいでしょうか」という話になることが多いです。先祖代々の土地などの場合、自分で売ってしまうことに罪悪感を持たれている方が少なくありません。
そこで、住んでいないので誰かに管理してほしい、というところから相談が始まります。けれども住む予定もないとなれば、最終的には売却したいという着地点になる。結局、管理の相談をしながら「では売却しましょうか」という流れになるケースがいくつもあります。
短期間の管理依頼も多いです。地方の実家を相続したけれど、ご本人は東京にお住まいで、家の中の片付けがすぐには終わらない。お盆や連休に現地へ行く間だけ管理してほしい、というご相談です。こうした場合も、その先には売却が前提になっていることが多いと感じます。
ですから「管理しています」という打ち出しは、売却の相談へとつながる入口になると考えています。所有者の多くは初めての経験ですから、ホームページで基礎知識が求められるのも、自然なことだと思います。

売却で選ばれるのも「信用と実績」、紹介客も必ずホームページを確認する
売却についても伺いました。空き家・空き地の所有者の6割以上が売却を検討しており、理由は「手間から解放されたい」が4割以上で最多、次いで固定資産税の負担をなくしたいという声が2割以上ありました。業者選びでは管理と同じく「信用できる業者」が1位で、高値や早期の売却は最も重視される項目には入っていません。探し方はネット検索が4割以上、2番目に「知人からの紹介」が挙がっています。
私は自分なりに信頼できる人間でありたいと思って仕事をしていますが、お客様は「この人は信頼できるかどうか」を本当によく見ていらっしゃいます。対面では「こういう考えで取り組んでいますので、安心してください」とお伝えすることも大切にしています。
同じことがホームページにも言えます。ただ言葉で「信頼できます」と書くだけでなく、信頼できる雰囲気そのものを伝えていくことが、不動産の仕事ではとても大事だと考えています。
知人からの紹介についても触れておきたいことがあります。たとえ紹介で来ていただいたとしても、お客様はその後でインターネットを確認されます。まず見ないということはありません。だからこそ、ホームページをきちんと整えておくことが欠かせないと感じています。

チラシやQRコードを「活かす」ためのホームページという土台
所有者へのアプローチ手段についても調べました。チラシをきっかけに問い合わせした経験がある方は約25%、つまり4人に1人ほど。営業電話や訪問をきっかけにした方も約15%いました。一方で、売却時にホームページで見る箇所は「事例・実績」が4割以上でトップ、次いで「会社概要」でした。オフライン施策とホームページの関係を、どう整理すればよいでしょうか。
正直なところ、私自身も不動産業を営みながら、所有物件あてに「売りませんか」という案内がしょっちゅう届きます。そうした案内に嫌気が差している方もいるはずです。それでも4人に1人ほどが問い合わせを経験しているという結果は、思っていたより多いという印象でした。チラシを広く配ることには、一定の効果があるのだと思います。
ただ、空き家になっているということは、そこに住んでいない方をどう拾っていくかが要になります。「空き家を買い取りたい」「売却の相談がほしい」と言いながら、Webでの戦略を描いていないのは、言葉を選ばずに言えば時代に合っていないと感じます。
たとえばチラシにQRコードを載せても、読み込んだ先にホームページがなければ意味がありません。仮にホームページがあっても、物件情報がただ並んでいるだけでは「売れ残りを載せているだけ」と受け取られてしまいます。紹介でも、チラシでも、口コミでも、最終的に必ずホームページは見られます。まずはその土台をしっかり作ったうえで、チラシなどを重ねていく。その順番であれば、反響の打率は上がっていくと考えています。

地域密着だからできる、社会貢献としての空き家・売却支援
最後に、売却の集客を強化したいと考えている地域の不動産会社に向けて、メッセージをお願いします。
今回のアンケートをあらためて拝見して、地元密着で営んでいる不動産会社が空き家・空き地の管理や売却に取り組むことは、社会貢献につながる事業に変わってきていると感じました。
これまで不動産業には、「騙されるのではないか」といった見られ方もありました。けれども、自分の地元でこうした取り組みを誠実に積み重ねていけば、それがまた信頼につながっていきます。空き家という地域の課題に向き合うことは、住む人のいなくなった家をどう次へつないでいくか、という地域の未来づくりそのものでもあります。
立派なビルを建てるよりも、ホームページをきちんと作るほうが先ではないか。私はそうした感覚を持っています。地域密着でがんばっている不動産会社の皆さん、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。

次は、あなたの街で「相続・空き家のかかりつけ」として選ばれませんか?
高木いおり氏が語った「信頼できる雰囲気そのものを伝えるホームページ」「管理の相談から売却へとつなぐ導線」「Webを土台に据えたうえでオフライン施策を重ねる順番」は、たまたまうまくいった工夫ではありません。相続・空き家という、所有者の悩みが深く、専門性が求められる領域にしっかり向き合い、地域住民から「まずあの人に相談しよう」と指名される状態を、信頼の積み重ねで築いてきた結果です。
「集客が紹介頼みで先行きが読めない」「過去にホームページを作ったが反響につながらなかった」「相続・空き家の売主にうまくリーチできない」「社員を増やさず社長中心で無理なく経営を回したい」。こうした課題に対し、私たちは地方・小規模の不動産会社が持つ経営資源で勝てる構造づくりを、HP・YouTube・書籍といった信頼構築の取り組みと、領域特化の戦略を組み合わせてご支援します。
そして本記事でご紹介した神領不動産様・高木いおり氏の経営戦略は、その後「他社でも再現できる形」にパッケージ化され、サービスとして提供されています。それが「IORI(イオリ)」です。弊社では、その戦略の全体像を凝縮したサービス紹介資料を無料でご用意しています。地方で相続・空き家領域に取り組みたいとお考えの不動産会社の皆さまに、ぜひ一度ご覧いただければと思います。

【不動産会社向け】社長1人で年商1億・粗利5,000万円の高収益モデル「IORI」 “相続・空き家”集客特化の元付成長プラン
廃業を検討するほどの集客難から、相続・空き家領域への特化と信頼構築で「営業しなくても選ばれる」状態へと転換した神領不動産様のモデルを、講座動画・個別相談会・実行支援を組み合わせて再現します。成功者本人である高木いおり氏が伴走し、思想と実務の両面を学びながら自社に落とし込める伴走型の支援です。
WEBからの集客や相続・空き家の元付獲得などについて直接弊社にご相談したいという方は、下記のフォームよりご相談予約が可能です。お気軽にご相談くださいませ





