今回ご紹介するのは、東京・日本橋茅場町で東京23区特化の不動産投資サポートを展開する「株式会社ひなご様」です。グループ会社の株式会社せんりとともに、土地の仕入れから収益物件の建築、販売までを一貫して手がけています。
同社は創業からわずか数年で急拡大を遂げてきました。一方で、社員が一気に増える局面では、会社が大切にする価値観と入社者の認識がズレたまま採用が進んでしまう、という多くの成長企業に共通する課題も抱えていました。
創業1期目の年商6〜7億円から、前期はグループ全体で年商300億円規模へ。社員数もグループで100名超まで増えています。同社は採用メッセージ「成長痛を乗り越えたその先」を言語化したことで、自己成長に共感する人材の応募につなげてきました。
本記事では、同社副社長 西大智氏に、急成長を支える“共に成長”の組織づくりと採用への取り組みについて詳しく伺いました。
▼本インタビューは動画でもご覧いただけます
目次
会社概要と事業内容
話し手

株式会社ひなご 副社長 西 大智氏
東京都中央区日本橋茅場町に本社を構え、東京23区に特化した不動産投資のサポートを手がける会社です。土地の仕入れから収益物件の建築、売却後の資産形成の相談まで一貫して対応しています。グループ会社の株式会社せんりがRC(鉄筋コンクリート造)を中心とした建築を担い、不動産と建築の両輪で事業を展開しています。
同社は2019年10月の設立で、代表取締役の日名子千里氏が率いています。「共に成長」を企業理念に掲げ、取材時点でグループ全体100名超の体制へと拡大してきました。社員数は44名(2025年9月時点)です。
▼株式会社ひなご 公式ホームページ
https://www.hinago.tokyo/
土地の仕入れから建築・販売まで——「ひなご」と「せんり」の両輪モデル
まず、御社の事業内容を教えていただけますか。
事業は大きく二つです。ひなごでは土地の売買、つまり土地を仕入れて販売する事業を行っています。もう一つが、グループ会社のせんりが担うRCを中心とした建築です。
基本的な流れとしては、土地を仕入れた段階で「この土地ならこういうプランが成り立つ」という建築プランを提示します。そのうえで、一棟の収益マンションとして利回りや価格を算出し、販売するという形です。土地と建物をセットで提案できる点が、当社の事業の土台になっています。

創業1期目から成果につながった「整っていた環境」
創業1期目から年商6〜7億円と、スムーズな立ち上がりだったと伺いました。何が要因だったのでしょうか。
当時はまだ、土地を買う資金も自社の建築部門もありませんでした。そのため土地は仲介で扱い、建築は外部の建築会社を探してつなぐという形で、仲介手数料やコンサルティングフィーをいただきながら事業を進めていました。
それでも1期目から成果を出せたのは、環境が整っていたことが大きいと感じています。私も代表ももともと建築営業の経験があり、不動産の知識を持っていました。私の妻が設計士だったこともあり、設計のできる人材も周囲にいました。最初から成果を出せるメンバーで始められたことが、立ち上がりの早さにつながったと考えています。

工期遅延・倒産リスクを断つための建築内製化と、RC一貫対応という競争優位
その後、建築部門を自社で立ち上げられています。きっかけは何だったのでしょうか。
それまでは建築会社を紹介するしかありませんでした。ところが紹介先で倒産や工期の遅延が起きることがあり、自分たちで手がけていない部分はコントロールが効きません。ここは自社の責任でやっていく必要があると考え、建築の内製化に踏み切りました。
建築価格が高騰している今は、そもそも金額を提示すること自体が難しい場面も増えています。その点、自社で建築まで行える当社は、土地を買いやすく、売りやすい環境を整えられました。
強いて競争優位を挙げるなら、RCの土地仕入れから建築まで一貫して対応できる会社が少ないことです。木造や鉄骨では同様の会社もありますが、RCは免許も職人も異なり、参入のハードルが高いと感じます。もともと不動産取引の件数が多く、自社で建築を受けられる環境が整っていたからこそ、踏み込めた領域だと捉えています。

数字より「人としてどうあるべきか」を重んじる“共に成長”の組織づくり
グループで100名規模へと急拡大されています。組織づくりで重視されている点を教えてください。
採用には苦労しました。特に建築は中途採用が中心で、人を増やすのは簡単ではありませんでした。現在はグループで100名ほど、内訳は不動産が40名ほど、建築が60〜70名ほどで、人数では建築が上回るまでになっています。
それでも軸として大切にしているのは、「人としてどうあるべきか」という部分です。数字よりも、人としての姿勢を重んじて経営しています。背景にあるのが「共に成長」という理念です。お客様はもちろん、金融機関や建築会社、協力会社の皆さまに対しても、同じ姿勢で向き合っています。
自分たちのことだけを考えていては、Win-Winの関係は築けません。関わってくださる方が成長すれば自分たちも成長でき、その循環が会社の成長につながると考えています。この考えは創業当初から変わりません。以前と比べて長く在籍してくれる社員が増え、リーダー陣もこの考えを理解したうえでチームを見るようになってきました。

理念から逆算した面接設計で、ビジョンに共感する人材を採用する
理念に共感する人材を採用するために、具体的にどのような工夫をされているのでしょうか。
面接の質問内容をかなり作り込んでいます。理念から逆算して「こういう人を採用したい」という人物像を設定し、その人物像に対してどんな質問をすれば、どんな回答が返ってくるのか、というところまで設計しています。以前と比べて、採用の精度は上がってきたと感じています。
あわせて社内に浸透させているのが、「自分の市場価値を高めよう」という考え方です。建築の現場は、当社では入社後すぐに監督として現場を任されるため、他社に比べて自己成長の機会が大きいという特徴があります。そこに魅力を感じて入社してくれる人が増えました。自分の市場価値を高めたいという方と一緒に働きたい、という思いがあります。

3度のリニューアルと採用メッセージ「成長痛を乗り越えたその先」——ブランディングテクノロジーによる支援
ここからは、ひなご様を支援するブランディングテクノロジーの森山にも伺います。これまでどのような取り組みをされてきたのでしょうか。
最初にご一緒したのは、3期目に入るタイミングのホームページリニューアルでした。これまでに計3回のリニューアルを重ねています。2回目はせんりさんの設立に合わせ、グループ全体としての発信や、求職者に向けた見せ方を強化しました。
3回目で軸にしたのは、「ひなご」という社名で検索して入ってくる方が非常に多いという点です。その方々に物件をすぐ見ていただけるようにしつつ、興味を持って来てくださった方に「どんな会社なのか」が伝わるよう、言語化に注力しました。
あわせて取り組んだのが、求職者に向けた言葉の開発です。入社される方が増える中で、認識がズレたまま入社してしまう状態を減らしたいという課題がありました。そこで、もともとお持ちだったビジョンやコンセプトを求職者に届く言葉に翻訳し、採用メッセージ「成長痛を乗り越えたその先」として形にしました。代表がラグビー出身ということもあり、「成長」という言葉がひなご様を象徴するメッセージになったと考えています。
西副社長も、このメッセージを「まさに言いたいことがうまくまとまった言葉」と振り返ります。共感して入社する人は絞られる一方で、自己成長を志す人材の応募が増えた手応えがあるといいます。

建売事業の拡大と、グループ2,000億円という次の目標
今後の展望をお聞かせください。
これから最も力を入れていくのは建売事業です。今は土地を先行して仕入れていただき、そこに建築する形がメインですが、今後は自社で建物の完成まで仕上げたものを商品として販売する事業を拡大していきます。
そのうえで、現在6期目ですが、10期目までにグループ全体で2,000億円の売上を目標に掲げています。お客様についても、今期の契約はリピートとご紹介が全体の7割ほどを占めています。一度購入いただいた方が、その後の売却や運用を通じて再びご相談くださる。まさに「共に成長」を体現できているのではないかと考えています。
一緒に成長していきたいという業者の皆さまや、当社の取り組みに興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。

次は、あなたの会社で「働きたい」を創りませんか?
ひなご様が実現した「“共に成長”という理念の言語化」と「自己成長に共感する人材の採用」は、たまたまうまくいった事例ではありません。どれほど魅力のある会社でも、その魅力が求職者に届く言葉と形になっていなければ、応募にも定着にもつながりにくいのが実情です。多くの場合、課題は会社の中身ではなく「伝え方」にあります。
「自社の魅力が求職者に伝わらない」「認識がズレたまま入社してミスマッチが起きる」「求人媒体の効果が年々落ちている」。こうした課題に対し、私たちブランディングテクノロジーは、企業の理念・ビジョン・職場の空気感を求職者目線で言語化・視覚化する採用ブランディングによって、採用基盤を根本から見直すお手伝いをしています。中堅・中小企業3,000社超の支援実績データをもとに、「構築・反映・浸透」の3段階で、自社の状況に合った一歩から始められる設計です。
弊社では、採用ブランディングサービスの全体像をまとめたサービス紹介資料を無料でご提供しています。採用に課題を感じている経営者・人事の方は、ぜひ一度ご覧いただければと思います。実際に、IT事業を手がけるペンティオ株式会社の事例では、新卒採用初年度から120名の応募を獲得しています。
【新卒採用初年度から120名応募獲得を実現】働きたいを創る!採用ブランディングサービス ~“応募ゼロ”を“熱望エントリー”へ。~
採用ブランディングや組織づくりについて直接弊社にご相談したいという方は、下記のフォームよりご相談予約が可能です。お気軽にご相談くださいませ。





