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【1日密着】売上600万円から12億円へ。逆算の経営計画と、福島に根ざす職場の一日|株式会社マコトーマス

【1日密着】売上600万円から12億円へ。逆算の経営計画と、福島に根ざす職場の一日|株式会社マコトーマス

「経営計画を立て始めたときの売上は600万円。それが今では12億円です」
「成功は技術である」
「自分の目的、人生の目的、経営の目的が、ぶれなくなりました」
「事業計画が絵に描いた餅になるかどうかは、やり方次第です」

福島市を拠点に、不動産の売買・管理からマンスリー事業まで手がける株式会社マコトーマス。その代表取締役を務めるのが、山岸誠社長です。創業から17年目を迎え、近年は建築・リフォームを手がける株式会社コムテックスをM&Aし、グループ全体の年商は12億円規模に達しています。

売上600万円だった時期から、いまへ。その歩みを支えてきたのが「経営計画」でした。今回は山岸社長の1日に密着し、朝礼からミーティング、M&A先での面談まで、数字で会社を伸ばしてきた経営者の現場を追いました。不動産会社の経営や、地域に根ざした事業づくりに関心のある方に、ヒントの多い記録になっています。

▼本インタビューは動画でもご覧いただけます

福島に根ざす総合不動産会社と、密着の一日

株式会社マコトーマスは、福島市を中心に不動産の売買・管理、そしてマンスリー事業を展開する会社です。山岸社長は先日建築・リフォーム事業を営む株式会社コムテックスをM&Aし、同社の代表取締役社長も兼ねています。
「株式会社マコトーマス代表の山岸誠です。福島市を中心に、不動産の売買・管理、マンスリー事業を行っています。コムテックスの方では、建築・リフォーム事業を行っております」
マコトーマスは創業17年目、M&Aしたコムテックスは創業25年の会社です。グループ全体の年商はおよそ12億円、従業員はマコトーマスが約31名、コムテックスが約11名で、合わせて42名ほど。地域に根を張りながら、事業の幅を広げてきました。
密着したこの日のスケジュールは、朝から夜まで隙間なく埋まっていました。9時の朝礼に始まり、売買の仕入れミーティング、コムテックスの通信誌に関する打ち合わせ、収録、M&A先での社員面談、夕方には来期目標の共有、夜は地元の中小企業家同友会、そして20時からのオンライン会議。取材前日の朝は、6時からオンライン会議だったといいます。
「オンライン会議などが入ると、朝や夜になります。皆さんが時間を作れるのが朝や夜だったりするので、その時間にやっています」
一日を通して、その働き方と考え方を見ていきます。

朝:「チーム誠」で始まる朝礼(9:00)

マコトーマスの一日は、朝礼から始まります。山岸社長がこれを欠かさない理由は、営業メンバーが多く、それぞれ動く時間帯もばらばらになりがちだからだといいます。
「最初のセットアップと1日の締めについては、みんなでまとまって、チームとして一体感を持ってやりたい。そういう思いで取り組んでいます」
朝礼では、山岸社長からのメッセージ、担当スタッフによる近況共有、そして全員でのハイタッチが行われます。もっとも、いまのハイタッチは実際に手を合わせません。コロナ禍で「エアハイタッチ」に切り替わり、その名残がいまも続いています。
「気持ちを1つにしてスタートする。『チーム誠』としてスタートしていく、という意味があります」
福島駅前店や郡山の事務所、出店準備中の伊達原の事務所、さらにコムテックスの一部スタッフも、オンラインでつないで同時に朝礼を行います。この日は前日に開いたコムテックスとの合同キックオフ会議を振り返り、グループ同士でもっと気軽に情報交換できる体制にしていきたい、と山岸社長は語りかけていました。
「イエーイ!」の掛け声とエアハイタッチで、全拠点が同じ空気で動き出しました。

午前:慎重な買取仕入れと、育ちはじめた若手(9:30〜10:00)

朝礼のあとは、売買チームの仕入れミーティングです。ここで扱うのは、不動産の買取仕入れの最終決裁。いくらで買付を出すか、その最終確認を山岸社長自身が週2回のペースで行っています。
福島の不動産市場は、いまは楽な状況ではないといいます。
「無理な金額で仕入れると、赤字や損切りになりかねません。市場が厳しいので、1件1件精査して、回る価格を出しています」
数を追うのではなく、採算の合う案件を見極める。その慎重な姿勢が印象に残りました。
このミーティングの前には、入社して間もない若手社員2人にも話を聞くことができました。1人は2025年4月に入社した20歳、専門学校を卒業して入ったばかりです。もう1人は23歳で、専門学校を卒業後に別の会社を経て入社したといいます。
「皆さん面白い方が多くて、話しやすいです。ただ、覚えることが多くて、少しついていけない日々です」
「まだ緊張がほぐれません。でも皆さん優しくて、温かい会社だなと思っています」
学びやすさについて尋ねると、会議や研修の機会が多いこと、そして近くにいる上司にすぐ相談できることを挙げていました。
「『一緒についてあげるから、やってみて』と言ってくれます。自分のやり方も尊重してくれる教え方です」
自分でやってみた部分に、上司が補足してくれる。そうした育て方が、若手の「成長を感じる」という言葉につながっているようでした。続く10時からは、コムテックスの顧客に送る通信誌の原稿について、オンラインで打ち合わせが組まれていました。

昼〜午後:ランチを挟み、M&A先での社員面談

午前の予定を終えると、山岸社長は短いランチのあと、M&Aで新たにグループへ加わったコムテックスへ移動しました。ここでの目的は、合流したばかりの社員との面談です。
前日には、合同のキックオフ会議と懇親会を開いたばかり。その効果もあってか、距離は縮まりつつあるようでした。
「昨日、合同でキックオフ会議をやって、懇親会もやりました。皆さんとの距離が近くなっている感じがしました。会社の現状や問題点、課題も、ざっくばらんに教えてもらえました。これからが楽しみです」
現場の課題を一つずつ拾い、これから手を打っていく。M&Aを「引き受けて終わり」にせず、融合の過程を丁寧に踏もうとする姿勢がうかがえます。
面談を終えた山岸社長は、自身の体調管理にも触れていました。ゴールデンウィークにファスティングで体重を落とし、その後もリバウンドせずにいるとのこと。
「体が軽くなると、体が持ちます。健康は大事です」
詰まったスケジュールをこなし続けるための、土台づくりでもあるようでした。

夕方〜夜:来期目標を共有し、一日はなお続く

コムテックスでの面談を終えると、山岸社長はマコトーマスへ戻ります。夕方は、リーダーたちと来期の目標を共有し、各部門の目標を準備するための時間です。
「今日は、来期の目標の共有と、各部門の目標を準備する時間として取っていました」
一日の締めくくりは、まだ先にあります。この日はこのあと、地元の中小企業家同友会のグループ会に参加し、さらに20時からはオンライン会議が控えていました。予定を詰め込みすぎだと言われることもあるといいますが、山岸社長自身は、それを成長の証として前向きに受け止めていました。
密着を終えた率直な感想として、こんな言葉もこぼれています。
「もっとゆっくり考え事をしたいくらいです」
フル稼働の一日。その密度こそが、会社の成長のペースと重なっているようにも見えました。

深掘り:売上600万円を12億円に変えた「逆算の経営計画」

この日の密着で、山岸社長がもっとも熱を込めて語ったのが、経営計画の話でした。ここは、マコトーマスの成長を理解するうえで欠かせない部分です。
山岸社長は福島生まれ・福島育ち。大学の4年間だけ東京で過ごし、卒業後は司法書士を目指して勉強していました。5回の受験で合格に届かず方向転換し、市内の不動産会社で3年間働いたのち、29歳でマコトーマスを創業します。民法や不動産登記の知識、そして宅建の資格を活かせる道を選んだ形でした。
創業当初は、まったくゼロからのスタートでした。
「1年目は売上も給料もゼロ。2年目で売上600万円くらい、給料は月8万円だったのを覚えています」
転機になったのは、いまも付き合いのある会計事務所からの一言でした。「経営計画を立ててみませんか」。1日で経営計画を立てる「将軍の日」というプログラムに参加し、山岸社長は「5年後に売上1億円」という計画を立てます。売上600万円、給料月8万円という状況からは、大きな目標でした。
ところが、それを4年で達成してしまいます。
「未来から逆算して取り組んでいく力は、本当にすごいと思いました」
以来、事業計画は毎年立て続けています。賃貸の管理戸数や、いつまでに売上をいくらにするか。経費の計画や収支シミュレーションも含め、3〜5年先まで描いたうえで、いまやるべきことへ落とし込む。ステージごとに変わる課題に向き合いながら、少しずつ成長してきたといいます。

「事業計画が絵に描いた餅になるかどうかは、やり方次第です。計画を立てることは大事だと、本当に思いました」
もう一つ、山岸社長の考え方を支えているのが、10年ほど前から学び続けている「アチーブメント」の存在です。「成功は技術である」という考えに触れ、以来ほぼすべての講座を受講してきました。いまはプロスピーカーとして、また関連団体の福島支部長として、学びを周囲へ分かち合う立場にもあります。
学びを通じて一番変わったことを、山岸社長はこう表現しました。
「自分の目的、人生の目的、経営の目的が、ぶれなくなりました」
かつては「これくらいだろう」「そこまではできないだろう」と、自分でブレーキをかけていた。そのブレーキを外し、本当に実現したい会社に向かってチャレンジできるようになった、と振り返ります。
グループで12億円まで来たいま、視線の先には30億円、そして100億円という目標があります。
「経営計画を立て始めた時の売上は600万円。それが今では12億円ですから、200倍です」
なお、ここで挙げた売上や成長率は、いずれもマコトーマス自身の実績です。市場環境や事業内容によって結果は異なるため、同じ成果をどの会社でも保証するものではありません。それでも、目標から逆算して打ち手を組み立てる経営のあり方には、規模を問わず学べるところが多いはずです。

数字で伸ばす経営に、集客の設計を

一日を通して見えてきたのは、「目標から逆算し、計画的に打ち手を積み上げる」という山岸社長の一貫した姿勢でした。仕入れを一件ずつ精査する慎重さも、朝礼で一体感を育てる工夫も、その延長線上にあります。
同じ考え方は、Web集客にも当てはまります。売主の心理や行動を調べ、自社の強みを言語化し、ホームページやSEO、査定サイトといった接点へ計画的に反映していく。感覚ではなく設計で成約率を高めていく発想は、経営計画で会社を伸ばしてきたマコトーマスの歩みとよく重なります。
ブランディングテクノロジーの「不動産売却特化・総合Web集客サービス」は、この考え方に沿った支援です。売主への独自調査をもとに、地域密着の不動産会社の強みを売主視点で言語化し、集客の基盤づくりから実行までを一括で支援します。同社によれば、不動産業界の支援実績は300社、Web査定依頼からの成約率が80%を超える事例も生まれています(いずれも同社調べ)。マコトーマスも、同サービスの支援先の一社です。
「売却依頼が紹介頼みで安定しない」「査定サイトの費用対効果が悪い」「問い合わせはあるのに成約につながらない」。こうした課題に心当たりがあれば、まずは自社の集客接点の現状を客観的に把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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監修者情報

吉田 聖也

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