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不動産CRM・顧客管理システム比較8選|追客を自動化して成約を増やす選び方

不動産CRM・顧客管理システム比較8選|追客を自動化して成約を増やす選び方
PR本記事には、当メディアの運営会社ブランディングテクノロジー株式会社および掲載企業のサービスが含まれます

ブランディングテクノロジーは、住宅・不動産業界を中心に、中小・地方企業のブランド構築やデジタルマーケティングを支援している会社です。不動産業界では800件の支援実績があります。この記事では、反響の追客が担当者任せになっている不動産会社に向けて、CRM・顧客管理システム8つを課題別に比較します。

売買の長期追客には、物件提案を自動化できるシステムが向いています。賃貸仲介なら反響直後にすばやく物件を提案できるもの、反響の初動対応なら問い合わせ直後の連絡を速められるものが合います。自社の悩みに近いものから選ぶと、導入後の運用を考えやすくなります。

この記事でわかること

  • 不動産CRMでできることと、エクセル管理との違い
  • 「初動が遅い」「長期追客が続かない」など、課題別の選び方
  • 不動産向けCRM・顧客管理システム8つの特徴と料金
  • 導入で失敗しないために確認すること

こんな悩みはありませんか?不動産会社がCRMを検討するきっかけ

反響対応に追われ、追客が後回しになっている不動産会社の営業担当のイメージ

反響はあるのに成約につながらない場合、原因は集客ではなく、問い合わせのあとの対応にあることが少なくありません。次のような状況に心当たりはないでしょうか。

  • 反響があっても、担当者が忙しくて追客が後回しになる
  • 過去に問い合わせがあったお客様のリストが、エクセルや紙のまま眠っている
  • 担当者が辞めると、お客様とのやり取りの履歴がわからなくなる
  • 夜間や休日の問い合わせに、翌営業日まで返信できない
  • 営業担当ごとに成績の差が大きく、仕組みで底上げしたい

ブランディングテクノロジーとWACULが中堅・中小の不動産会社の売買担当者を対象に行った調査では、最も多い営業課題として「見込み管理・追客」が挙がりました。「追客営業をしたいができていない」と答えた割合は52%です。

この調査では、初回電話までの時間が10分以内の会社と30分以上の会社で、平均成約率に差が見られました。10分以内の会社は平均成約率20%以上、30分以上の会社は約10%です。回答数はインターネットリサーチの有効回答25件とインタビュー4名に限られるため一般化はできませんが、初動対応を見直す際の参考になります。

こうした悩みを仕組みで解決するのが、CRM(顧客管理システム)です。

出典:中小不動産会社で最も多い営業課題は「見込み管理・追客営業」|売却営業活動についての実態調査を公表|エスラボ https://eslab.branding-t.co.jp/2025/12/16/1-48/

不動産CRMとは?追客の抜け漏れをなくし、成約を増やすためのシステム

顧客情報・対応履歴・物件提案・追客の連絡をCRMで一か所にまとめる仕組みの図

不動産CRMとは、お客様の情報とやり取りの履歴を一か所にまとめ、追客の連絡を自動化できるシステムです。「誰に、いつ、何を送ったか」を担当者の記憶に頼らず管理できるようになります。

不動産CRMでできることは?

不動産向けのCRMには、主に次の機能があります。製品によって得意分野が違うため、すべてがそろっているとは限りません。

  • お客様の情報・対応履歴の一元管理
  • 希望条件に合う物件提案メールの自動配信
  • お客様の閲覧行動の検知と、見込み度(ランク)の管理
  • LINE・SMS・メールでの追客
  • 売主への活動報告・媒介契約後のフォロー(売却向け)

不動産CRMと追客ツールの違いは?

CRMは顧客情報や対応履歴の管理、追客ツールは継続的な連絡や初動対応の支援が中心です。両方を備える製品もあるため、名称よりも「どの作業を任せられるか」という機能の範囲で比べると失敗しにくくなります。

似た言葉の意味は、次のとおりです。

  • CRM(顧客関係管理):お客様の情報と対応履歴を管理する仕組み
  • SFA(営業支援):商談の進み具合や営業活動を管理する仕組み
  • MA(マーケティングの自動化):メール配信など、見込み客へのアプローチを自動化する仕組み

エクセルの顧客管理とは何が違う?

いちばんの違いは、入力した情報をもとに「次に誰に、何を送るか」をシステムが教えてくれる点です。エクセルは情報を記録する道具なので、連絡のタイミングは担当者が自分で判断する必要があります。

物件連携や自動配信に対応する製品では、新着物件が出たときに条件の合うお客様へ自動で提案が届きます。お客様が物件ページを見たタイミングで担当者に通知が届く製品もあります。また、複数の担当者で同じ情報を見られるため、担当者が休んだり辞めたりしたときも、履歴を引き継ぎやすくなります。

汎用CRMと不動産特化CRMはどちらを選ぶべき?

ポータルサイトからの反響取り込みや、物件データとの連携を重視するなら不動産特化型が向いています。他の業務システムと合わせて自由に設計したいなら、汎用型も候補になります。

不動産特化型は、不動産会社の業務に合わせた機能を最初から備えています。たとえば、物件図面の会社名や連絡先を自社のものに差し替える「帯替え」や、物件提案の作業を自動化できる製品があります。汎用型は業種を問わず使える分、項目や画面を自社に合わせて設定する手間がかかります。社内にシステムを設定できる担当者がいるかどうかも、判断の材料になります。

不動産CRM・顧客管理システムの比較表

この表には、顧客管理を中心とするCRMに加えて、反響の初動対応や追客を支援するツールも含めています。

サービス名 こんな悩みに 対象 主な機能 料金 資料・詳細
Facilo 物件購入クラウド 長期追客が担当者任せ 売買(買主) 自動帯替え、顧客専用マイページ、顧客ログ 資料で確認 資料DL
Facilo 売却クラウド 媒介契約後に売主との接点が途切れる 売買(売主) 売主マイページ、活動報告書の自動作成、問い合わせの可視化 資料で確認 資料DL
Facilo 賃貸クラウド 反響直後の提案が遅れる 賃貸 物件情報の取り込みと自動帯替え、顧客マイページ、内見日時のリクエスト 資料で確認 資料DL
ソクデン 反響の初動が遅い 売買(一括査定・ポータルの反響) 反響のLINE即時通知、ワンタップコール、SMS自動送信 資料で確認 資料DL
Digima 資料請求後のフォローが続かない 住宅・不動産売買 AIによるメッセージ対応、先回りフォロー、商談のタイミング通知 公式サイトから問い合わせ 公式サイト
いえらぶCLOUD 賃貸・売買・管理の業務をまとめたい 賃貸・売買・管理 反響の取り込み、反響後の自動メール、LINE連携 見積り 公式サイト
KASIKA お客様の興味度合いがわからない 売買・住宅 Web閲覧による興味度合いの自動判定、反響の自動登録、ステップメール 初期費用70,000円、月額60,000円(売買仲介向け) 公式サイト
HubSpot CRM まずは無料で顧客管理を始めたい 全業種 コンタクト管理、取引パイプライン、データのインポート 無料プランあり 公式サイト

※各社の情報は、2026年10月20日時点の公式サイト・掲載ページ・提供会社の資料をもとにしています。KASIKAの金額は、公式の料金ページに税込・税抜の明記がありません。

同じ反響数でも、どの作業をシステムに任せられるかによって、営業担当が査定や商談に使える時間は大きく変わります。自社の状況に近い行から確認すると、候補を絞り込みやすくなります。

課題別|自社に合う不動産CRMの選び方

CRM選びで大切なのは、機能の多さではなく、自社がいちばん困っている場面に効くかどうかです。システムに任せる作業と、人が担う作業を分けて考えると、必要な機能が見えてきます。

売買仲介と賃貸仲介でCRMの選び方は違う?

売買仲介と賃貸仲介では、重視したい機能が変わります。売買仲介は検討期間が長いため、数か月から年単位で接点を保つ長期追客の機能が重要です。賃貸仲介はお客様が短期間で複数の会社に問い合わせるため、反響から提案までのスピードを上げる機能が優先されます。

売買でも、買主向けと売主向けでは求める機能が変わります。買主には物件提案の自動化、売主には販売状況の報告や共有の機能が役立ちます。両方を扱う会社は、どちらの業務の負担が大きいかから考えると選びやすくなります。

反響の初動が遅い・夜間休日に取りこぼしている場合は?

営業時間内と夜間・休日で、必要な機能を分けて考えます。営業時間内の電話を速めるには、反響の即時通知と、担当者がすぐに電話をかけられる仕組みが役立ちます。夜間・休日の一次対応には、問い合わせへのお礼や受付の連絡を自動で送るメールが向いています。

一括査定のように複数の会社へ同時に問い合わせが届く反響では、最初に連絡がついた会社が有利になりやすくなります。ただし、電話で話す内容や査定の提案は人が担う部分です。システムには「気づく」「すぐに連絡する」までを任せ、会話の質は人が磨くという分担が現実的です。

選ぶときは、反響が届いてから担当者が気づくまでの流れと、電話がつながらなかったときの次の手段を確認します。

  • 即時通知・担当者の架電支援:ソクデン
  • 反響の自動登録・サンクスメールの即時配信:KASIKA、いえらぶCLOUD

出典:不動産会社様向け!一括査定反響の“対応速度”を変える「ソクデン」|エスラボ https://eslab.branding-t.co.jp/2026/04/22/1-78/

長期の追客が担当者任せになっている場合は?

物件の自動提案、ステップメール、見込み度の自動判定ができるものを選びます。ステップメールとは、決めた順序と間隔でメールを自動で送る仕組みです。購入を検討しているお客様の中には、数か月から年単位で物件を探す人もいます。担当者が手作業で連絡を続けるのは難しいため、仕組みで接点を保つことが欠かせません。

お客様の閲覧行動をもとに「今、連絡すべき人」がわかる機能があると、限られた時間を見込み度の高いお客様に使えます。連絡のきっかけはシステムに任せ、電話や面談に人の時間を使えるようになります。

該当サービスFacilo 物件購入クラウドKASIKADigima

売主との接点が、媒介契約のあとに途切れてしまう場合は?

売主への活動報告や、販売状況の共有ができるものを選びます。媒介契約を結んだあと、「ちゃんと売ってくれているのか」を気にする売主は少なくありません。反響数や内見の予定をいつでも確認できる状態にしておくと、売主の安心感が高まります。

活動報告書の作成に時間がかかっている会社は、報告書の下書きを自動で作れる機能があるかも確認します。報告を担当者任せにしないために、リマインドなどで送付漏れを防げるかどうかもポイントです。

該当サービスFacilo 売却クラウド

賃貸仲介で、反響直後の提案スピードを上げたい場合は?

物件情報の取り込みと帯替えを自動化でき、スマホで物件を見てもらえるものを選びます。賃貸のお客様は短期間で複数の会社に問い合わせるため、反響から提案までの速さが大切です。

来店や内見の予約をお客様がWeb上で申し込めるか、LINEでやり取りできるかもあわせて確認します。

該当サービスFacilo 賃貸クラウドいえらぶCLOUD

今使っている物件管理システムと連携できる?

連携できるかどうかは製品によって異なるため、連携先の一覧を資料やデモで確認します。物件管理や会計など、すでに使っているシステムとの二重入力が発生すると、現場の負担が増えて定着しにくくなります。

不動産業務全体を一つのシステムでまとめたい場合は、賃貸・売買・管理をカバーするサービスが選択肢になります。自社の業務に合わせて項目を自由に設計したい場合は、汎用CRMが向いています。

該当サービスいえらぶCLOUDHubSpot CRM

不動産会社におすすめのCRMは?顧客管理システム8選

不動産の顧客管理システムは、どれがよいかを一律に決めるより、売買・賃貸の別と、いちばん困っている業務で選ぶのが近道です。ここからは、8つのサービスの特徴を紹介します。料金は、公式サイトや掲載ページに記載がある範囲で掲載しています。

Facilo 物件購入クラウド

買い仲介の物件提案と追客を効率化し、売買仲介の成約力を高めるサービスです。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • 帯替えや物件提案の準備に時間がかかっている
  • 長期で物件を探しているお客様への連絡が途切れがち
  • 担当者ごとの追客状況を管理者が把握できていない

主な機能・特徴

  • 図面の自動帯替え:物件検索サイトから取得した図面を、数秒で帯替えできます
  • 顧客専用マイページ:提案物件を一覧で確認でき、学区やハザードマップも地図で見られます
  • 顧客ログ:物件の閲覧状況やアクセスの時間帯から、追客のタイミングを判断できます
  • 新規物件・価格変更の通知:検索条件を登録しておくと、新しい物件や価格変更をメールで知らせます
  • SMS・LINE通知:メールに加えて提案を通知し、見逃しを減らします(Advancedプランの機能です)

料金

Pro・Advanced・Enterpriseのプランがあります。具体的な金額は資料でご確認ください。

導入事例

公式サイトの導入事例では、東宝ハウス国分寺の課長代理が、手作業で行っていた帯替えの負担を減らせたと話しています。

出典:不動産歴31年のベテランも新人も“もう手放せない”と絶賛!「帯替え時間ゼロ」「顧客管理時間5分の1」を実現した秘訣|Facilo https://www.facilo.jp/case/tohohouse-kokubunji/

Facilo 物件購入クラウドのサービス紹介資料の表紙

Facilo 売却クラウド

査定後から販売活動まで、媒介契約率と売主の満足度を高めるための営業支援サービスです。公式サイトでは「Facilo 物件売却クラウド」という名称で紹介されています。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • 媒介契約後の売主への報告に時間がかかっている
  • 売主に販売状況をうまく伝えられていない
  • 査定から媒介契約につながる割合を上げたい

主な機能・特徴

  • 売主マイページ:査定後の売主に、市場データや競合物件の情報を示せます
  • 問い合わせの可視化:媒体別の問い合わせの推移と、販売促進の活動を売主と共有できます
  • 活動報告書の自動作成:AIが報告書の文章案をつくり、営業担当はそれを下書きにして仕上げられます
  • 内見予約のオンライン化:売主と仲介会社で内見の日時を共有できます
  • 買主候補一覧(オプション):問い合わせ・内見・申し込みの段階ごとに、買主候補の状況を売主と共有できます

料金

初期導入費用と月額利用料金で構成される店舗プランです。具体的な金額は資料でご確認ください。

導入事例

公式サイトの導入事例では、リレーションの店長と売却専任担当が、売主との情報共有や活動報告書の作成にどう活用しているかを紹介しています。報告書の作成を効率化できたという声もあります。

出典:大手に勝てなかった媒介契約が30%アップ。売主から値下げ提案が来る「透明性」重視の営業とは|Facilo https://www.facilo.jp/case/relation-seller/

Facilo 売却クラウドのサービス紹介資料の表紙

Facilo 賃貸クラウド

賃貸仲介の物件提案と追客を効率化し、成約率の向上をめざすサービスです。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • 反響直後に物件を提案できず、他社に先を越されている
  • 複数の物件検索サイトを行き来して、物件情報を集めている
  • 繁忙期に提案の質が落ちてしまう

主な機能・特徴

  • 物件情報の取り込みと自動帯替え:複数の業者間物件検索サイトから物件を取り込み、図面の帯替えを自動化します
  • 顧客専用マイページ:お客様が物件を比較し、地図で周辺施設や学区を確認できます
  • 内見日時のリクエスト:お客様がマイページから内見の日時を申し込めます
  • 新着物件の通知:新着物件をすぐにお客様へ提案できます(対応サイトは限られています)
  • マネージャー向けダッシュボード:担当者ごとの提案数や内見数、追客状況を確認できます

料金

具体的な金額は資料でご確認ください。

導入事例

公式サイトの導入事例では、社宅賃貸物件の斡旋を行う仙台の山一地所が、繁忙期でも質の高い提案を続けるための取り組みを紹介しています。

出典:繁忙期でもお客様に寄り添い質の高い提案を実現!契約数目標対比170%超を達成した地域密着型の社宅賃貸物件営業とは|Facilo https://www.facilo.jp/case/yamaichi-j/

Facilo 賃貸クラウドの資料の表紙

ソクデン

一括査定サイトやポータルサイトからの反響に、すぐ電話で対応するための「一括査定サイト反響即対応システム」です。提供元は株式会社ウィステリアジャパンです。

提供会社の資料では、反響対応が遅れる原因として、メールを受け取ったあとの手作業を挙げています。反響メールの内容を転記・整形し、担当者を割り当て、電話番号を入力してから電話をかける、という流れの一つひとつで時間がかかるという考え方です。ソクデンは、この流れを通知からワンタップの電話までにまとめます。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • 一括査定の反響メールに気づくのが遅れる
  • 電話がつながらなかったお客様へのフォローが手薄になっている
  • 複数の担当者が同じお客様に連絡してしまうことがある

主な機能・特徴

  • LINE即時通知:反響メールを受信すると同時に、営業担当者のLINEに通知が届きます。グループLINEでも受け取れます
  • ワンタップコール:LINEの通知内のボタンをタップするだけで、電話をかけ始められます。自動ロックの機能で、同じお客様への重複連絡も防げます
  • SMS自動送信:電話と同時にSMSが自動で送られるため、不在時や通話中でもお客様に連絡を残せます

料金

資料でご確認ください。

出典:不動産会社様向け!一括査定反響の“対応速度”を変える「ソクデン」|エスラボ https://eslab.branding-t.co.jp/2026/04/22/1-78/

ソクデンの資料の表紙

Digima

資料請求などの最初の接点から、質の高い来場までを自動で進める、住宅・不動産業界に特化したオンライン営業AIです。提供元は株式会社コンベックスです。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • 資料請求のあと、お客様へのフォローが続かない
  • 営業担当が対応すべきタイミングを見逃している
  • 見込み客の対応を人とAIで分担したい

主な機能・特徴

  • AIがお客様とのメッセージのやり取りを行い、関係づくりを自動化します
  • お客様の状況に合わせて、先回りしたフォローを行います
  • 商談の勝負どころになったタイミングを営業担当に通知します

料金

公式サイトからお問い合わせください。

出典:Digima(デジマ)|住宅・不動産業界特化型オンライン営業AI|株式会社コンベックス https://digima.com/

いえらぶCLOUD

賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理の業務を一つのシステムでカバーする、不動産業務支援サービスです。顧客管理の機能は「不動産向けCRM」として提供されています。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • 賃貸と売買の両方を扱っていて、システムをまとめたい
  • ポータルサイトからの反響を手作業で入力している
  • LINEでお客様とやり取りしたい

主な機能・特徴

  • 30を超えるポータルサイトや自社ホームページからの問い合わせを取り込めます
  • 反響後に自動でメールを送り、問い合わせにすぐ返信できます
  • LINEでのやり取りや、物件一覧・来店予約ができる顧客マイページの作成に対応しています

料金

初期費用と月額費用は、問い合わせ内容をもとに見積もりで提案されます。

出典:不動産向けCRM(顧客管理システム)|いえらぶCLOUD https://ielove-cloud.jp/service/crm/

KASIKA

住宅・不動産業界に特化した顧客・追客管理ツールです。提供元はCocolive株式会社です。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • お客様が今どれくらい興味を持っているのかがわからない
  • 反響の登録とお礼のメールを自動化したい
  • メールとSMSを使い分けて追客したい

主な機能・特徴

  • お客様のWeb閲覧から興味度合いを自動判定し、営業担当に知らせます
  • 問い合わせがあると顧客情報を自動で取り込み、営業時間外や休業日でもサンクスメールを即時に送れます
  • 営業担当の顔写真付きのステップメールを自動で配信できます

料金

売買仲介向けは、初期費用70,000円、月額60,000円です。SMSは500通まで無料で、それ以降は1通10円です。公式の料金ページには、これらの金額の税込・税抜の明記がありません。

出典:価格 – 住宅・不動産業界に特化したマーケティングオートメーションツール『KASIKA』|Cocolive株式会社 https://cocolive.co.jp/price/

HubSpot CRM

業種を問わず使える汎用CRMで、無料プランから始められます。

こんな悩みがある会社におすすめ

  • エクセルの顧客管理から、まずは費用をかけずに移行したい
  • 不動産業務以外の営業活動もまとめて管理したい
  • 項目や画面を自社に合わせて設計したい

主な機能・特徴

  • コンタクト(顧客)管理
  • 取引パイプライン:商談がどの段階にあるかを一覧で管理できます
  • 別のツールからの顧客データのインポートと、レポートダッシュボードでの営業状況の可視化

料金

無料プランでは、最大2人のユーザーと1,000件のコンタクトを、利用期限なしで登録できます。利用時にクレジットカードなどの決済情報を登録する必要はありません。有料プランもあり、料金は公式サイトに掲載されています。

出典:HubSpotの無料CRMソフトウェアのご案内|HubSpot https://www.hubspot.jp/products/crm

追客を仕組み化した不動産会社の事例は?

ここでは、エスラボのインタビューやセミナー紹介で取り上げた、反響対応や追客の仕組みづくりに取り組む会社の事例を紹介します。特定のツールの効果ではなく、「追客をどう仕組み化したか」という視点で読むと、自社でも取り入れやすくなります。

ウエマチ不動産:反響メールに気づけない状態を仕組みで解決

ウエマチ不動産の代表・藤本啓太氏は、ソクデンの提供元である株式会社ウィステリアジャパンの代表も兼ねています。ここでは、開発・提供側の関係者が自社で運用している取り組みとして紹介します。

課題:大阪のウエマチ不動産では、一括査定やポータルサイトの反響メールに気づくのが遅れ、他社に先を越されることがありました。以前は、メール画面のスクリーンショットをLINEグループで共有し、最初に気づいた人が電話をかけていたそうです。

取り組み:メールが届いた瞬間に普段使っているツールへ通知が届き、ワンタップで電話をかけられる仕組みを取り入れました。電話がつながらない場合は、担当者の名前でSMSが自動で送られます。

結果:代表の藤本氏は、訪問アポイントの数がはっきりと増えたと話しています。通電率などの細かいデータは取っていないとのことで、数値での効果測定はこれからの段階です。

出典:【ウエマチ不動産株式会社様】「メールに気づけない」を仕組みで解決。大阪・全28名の不動産会社が実践する反響即対応の工夫とは?|エスラボ https://eslab.branding-t.co.jp/introduce/39/

ウエマチ不動産・藤本啓太氏が出演したインタビュー動画のサムネイル

ウエマチ不動産のインタビュー動画をYouTubeで見る

SUMiTAS:システムで状況を可視化し、判断は人が行う

全国で売買仲介のFC事業を展開するSUMiTASは、追客の仕組みを「システムと人の役割分担」で考えている事例です。

一括査定サイトからの集客について、代表の吉田氏は生産性が以前より厳しくなってきていると感じています。そのため、仲介手数料だけでなく、リフォームの粗利なども組み合わせて媒体ごとの収支を判断しています。

追客には外部のシステムを使っていますが、「システムは状況の可視化ツールであって、決定を下すものではない」という考え方です。何が起きているのかを見える化するためにシステムを使い、次の一手は人が判断します。頼りすぎると逆効果になる場面もあると話しており、CRMを導入するときの心構えとして参考になります。

出典:【株式会社SUMiTAS様】全国68店舗の売買FC本部が語る、一括査定サイトとの向き合い方と売主獲得の勝ち筋とは?|エスラボ https://eslab.branding-t.co.jp/introduce/50/

SUMiTAS代表取締役・吉田宏氏のインタビュー動画のサムネイル

SUMiTASのインタビュー動画をYouTubeで見る

グッドトゥモロー:インサイドセールスで過去の見込み客と接点を保つ

課題:グッドトゥモローでは、一括査定の新規反響への対応に追われ、過去の見込み客まで手が回らないことが課題でした。

取り組み:インサイドセールスのチームをつくりました。インサイドセールスとは、電話やメールなどで継続的にお客様と接点を持つ、内勤の営業体制です。過去に問い合わせた売主や、売却時期が決まっていない見込み客をこのチームが追客し、営業担当は目の前の査定や商談に集中します。

ポイント:新規反響への対応と、過去の見込み客の追客を、担当を分けて進めている点です。自社ホームページでの集客と組み合わせた取り組みとして、エスラボのセミナーで紹介されています。

出典:なぜ年間1,136件の査定を実現できるのか?自社Web集客×一括査定インサイドセールス戦略(セミナー紹介ページ)|エスラボ https://eslab.branding-t.co.jp/2026/09/03/good-tomorrow/

不動産CRMの導入で失敗しないために、何を確認すべき?

不動産CRMの導入前に確認したい4つのポイントのチェックリスト

導入前に、次の4点を確認しておく必要があります。確認が抜けていると、導入しても現場で使われなくなるおそれがあります。

今の反響経路から、自動で取り込めるか

ポータルサイト、自社ホームページ、一括査定など、自社に反響が届く経路をすべて書き出します。そのうえで、それぞれから自動で取り込めるかを資料やデモで確かめます。手入力が残ると、入力漏れがそのまま追客漏れにつながるからです。

取り込めるかどうかだけでなく、取り込んだあとに希望条件や問い合わせ物件まで自動で登録されるかも確認しておくと安心です。

既存の物件管理システムと二重入力にならないか

すでに使っている物件管理システムがある場合は、物件情報や顧客情報を二度入力しなくて済むかを確認します。連携できない場合は、どの情報をどちらのシステムで管理するかを先に決めておくと混乱を防げます。

エクセルなどで管理している顧客リストを移す場合は、取り込める形式と項目、移行作業を誰が担うかも事前に確認が必要です。

誰が運用するかを決めているか

CRMは、入力された情報が正しくなければ機能しません。入力ルールを決める担当者と、日々の運用を見る担当者を、導入前に決めておくことが大切です。

たとえば「反響は当日中に対応状況を入力する」「見込み度の判定基準をそろえる」といったルールを最初にそろえておくと、定着しやすくなります。

現場の営業担当が使えるか、試したか

デモや試用の機会がある場合は、管理者だけでなく実際に使う営業担当にも触ってもらいます。スマホで操作しやすいか、毎日の業務の流れに無理なく組み込めるかは、使ってみないとわかりません。

デモでは、次のような場面を実際に操作して確かめると判断しやすくなります。

  • 反響が届いてから、担当者が気づいて連絡するまでの流れ
  • 物件提案やメール送信にかかる手順の数
  • 外出先からスマホで顧客情報を確認・更新する操作

まだCRMは必要ないかもしれない会社とは?

CRMはすべての不動産会社に今すぐ必要なものではありません。次のような会社は、導入を急がなくてもよいかもしれません。

  • 月の反響数が数件で、担当者1人で十分に追えている
  • お客様の情報を入力・更新する担当者を、まだ決められない

このような場合は、まずエクセルや既存のツールで顧客リストを整え、反響が増えてから検討しても遅くありません。

先に整えておくとよいのは、お客様の名前と連絡先、問い合わせの経路と日付、希望条件、最後に連絡した日の4つです。これらがそろっていれば、のちにCRMを導入するときの移行もスムーズになります。

反響数が増えて追客が後回しになり始めたときや、担当者が増えて情報共有に困るようになったときが、改めて検討するタイミングです。

不動産CRMのよくある質問

不動産CRMの料金はいくらですか?

多くの不動産特化型CRMは、利用サービスや店舗数、ユーザー数に応じた見積もり制です。料金を公開しているサービスでは、たとえばKASIKAの売買仲介向けが初期費用70,000円、月額60,000円です。汎用CRMのHubSpot CRMには無料プランがあります。

小さい不動産会社でもCRMは必要ですか?

反響数や担当者の人数によって変わります。反響を1人で十分に追えているなら、急いで導入する必要はありません。一方、少人数で追客が後回しになっている会社ほど、自動化の効果を感じやすいでしょう。

無料で使える不動産向けの顧客管理ツールはありますか?

不動産に特化した無料のツールは、この記事で紹介したサービスの中にはありません。費用をかけずに始めたい場合は、HubSpot CRMのような汎用CRMの無料プランが選択肢になります。HubSpot CRMの無料プランでは、最大2人のユーザーと1,000件のコンタクトを登録できます。

導入から使い始めるまでどれくらいかかりますか?

サービスや、取り込むデータの量によって変わります。たとえばKASIKAは、公式料金ページのよくある質問で、申し込みから平均12営業日程度で提供できると案内しています。個別の条件によって前後するため、正確な期間は各社の資料や問い合わせで確認するのが確実です。

出典:価格 – 住宅・不動産業界に特化したマーケティングオートメーションツール『KASIKA』|Cocolive株式会社 https://cocolive.co.jp/price/

過去に問い合わせがあったお客様にも使えますか?

使える場合もありますが、条件の確認が必要です。顧客情報を取得したときの利用目的や、配信に必要な同意などを確認したうえで、過去の顧客情報を活用できます。個人情報保護委員会は、申込内容の確認などとは違い、新たなサービスの案内への利用は利用目的が明らかとはいえない場合があるとしています。

あわせて、連絡を止めてほしいと申し出たお客様を配信対象から外せるかも確認が必要です。メールでの配信を行う場合は、広告宣伝メールに関するルールも確認しておくと安心です。

出典:Q4-17 申込書やホームページ上のユーザー入力画面で連絡先を記入させる場合、当該連絡先の利用目的を明示する必要がありますか|個人情報保護委員会 https://www.ppc.go.jp/all_faq_index/faq1-q4-17/

エクセルの顧客リストは取り込めますか?

多くのサービスが、既存の顧客データの取り込みに対応しています。ただし、取り込める形式や項目はサービスごとに異なるため、導入前に資料やデモで確認しておくと安心です。

まとめ

ここまで、不動産CRM・顧客管理システム8つの特徴と、課題別の選び方を解説してきました。課題ごとの候補をあらためて整理すると、次のとおりです。

  • 反響の初動が遅いなら、即時通知と架電支援のソクデン、反響の自動登録とサンクスメールのKASIKA
  • 売買の長期追客が担当者任せなら、Facilo 物件購入クラウドやKASIKA、Digima
  • 媒介契約後の売主フォローを強化したいなら、Facilo 売却クラウド
  • 賃貸仲介で提案スピードを上げたいなら、Facilo 賃貸クラウドやいえらぶCLOUD
  • まずは無料で顧客管理を始めたいなら、HubSpot CRM

気になるサービスがあれば、資料で機能や料金を比べてみてください。

ブランディングテクノロジーでは、これからも住宅・不動産会社の集客や営業に役立つ情報を発信してまいります。

監修者情報

吉田 聖也

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