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外壁塗装のLP構成12要素|418名調査でわかる訴求のポイント

外壁塗装のLP構成12要素|418名調査でわかる訴求のポイント

ブランディングテクノロジーは、中小・地方企業様のブランド構築やデジタルマーケティングを得意とする会社です。外壁塗装会社に向け、業界特有の課題を解決するための集客支援も行っています。この記事は、300社以上の塗装店・リフォーム会社のご支援を経験してきた当社のノウハウをもとに、外壁塗装会社のLP(ランディングページ)に必要な構成を12の要素に分けて解説します。あわせて、実際に外壁塗装を経験した施主418名への調査結果から、どの情報をどの順番で見せるべきかも整理しました。広告を出しているのに問い合わせが増えない、これからLPを作りたいがどんな内容を載せればよいか分からないという塗装業者様は、ぜひご覧ください。

このような方におすすめの記事です
  • 広告を出しているが、問い合わせにつながっていない
  • LPを作りたいが、何を載せればよいのか分からない
  • 制作会社に依頼する前に、必要な要素を自社で整理しておきたい
  • 既存のLPを改善したいが、どこから手をつけるべきか判断できない

第1章 外壁塗装会社にLPが必要な理由

広告を出しても問い合わせが増えないというご相談をいただいたとき、原因が広告そのものにあることは実はあまり多くありません。多くの場合、問題は広告をクリックした先、つまり着地先のページにあります。まずは、なぜ外壁塗装会社にLPが必要とされるのかを整理していきます。

外壁塗装のLPとホームページの違い

LPとは、コンバージョンの獲得を目的とした縦長のWebページのことです。主に広告からの着地ページとして使われ、他のページへのリンクが少ないこと、デザインの制限がないことが特徴になります。
ホームページとの違いは、目的の数にあります。ホームページは会社概要、採用情報、施工事例、お知らせなど複数の目的を持ち、訪問者もそれぞれ違う情報を探しています。一方でLPは、問い合わせという1つの行動に絞って設計されたページです。この違いが、そのまま成果の差になります。

比較項目 ホームページ LP(ランディングページ)
目的 会社全体を伝える 問い合わせを獲得する
ページ数 複数ページ 1ページ完結
他ページへのリンク 多い ほとんどない
情報の順番 訪問者が選ぶ 制作側が決められる
主な流入経路 検索・紹介・名刺 Web広告・チラシのQRコード

外壁塗装の広告を出す際に、ホームページのトップページへ誘導している会社様は少なくありませんが、これは効率の良い方法とは言えません。トップページには採用情報や会社概要へのリンクが並んでおり、施主が知りたい情報にたどり着く前に離脱してしまうためです。同じ広告費であっても、着地先の違いだけで問い合わせ数は大きく変わります。

56%の施主は1社からしか見積もりを取っていない

弊社では、実際に外壁塗装を経験された施主418名を対象にインターネットリサーチを実施しました。その中で、LPの設計に直結する数字が出ています。
平均見積もり件数は1.86社であり、56%の施主は1社からしか見積もりを取っていないという結果でした。相見積もりが当たり前という印象をお持ちの方も多いかと思いますが、半数を超える施主は比較をせずに依頼先を決めているということです。
これは、LPにとって重要な意味を持ちます。広告費を払ってクリックしてもらったその1回で、自社の技術力と信頼性を伝えきれるかどうかが分かれ目になるということです。裏を返せば、価格で勝負しなくても、伝え方次第で選ばれる余地が十分にあるということでもあります。

※調査の詳細な設問と構成比、および広告を含めた集客手段の全体像については、外壁塗装会社の集客方法の記事で解説しています。

外壁塗装会社がLPを作らなくてよいケース

ここまで外壁塗装会社にLPが必要な理由をお伝えしてきましたが、すべての会社にいますぐ必要というわけではありません。次のような場合は、LPを作るより先にやるべきことがあります。

1つ目は、Web広告を出す予定がない場合です。LPは広告の着地先として力を発揮するページであり、単体で検索から集客する仕組みではありません。まずはホームページの充実やGoogleビジネスプロフィールの整備から着手したほうが費用対効果は高くなります。
2つ目は、施工写真がまったくない場合です。外壁塗装のLPは視覚情報が説得力の大半を占めます。ビフォーアフターの写真が用意できないのであれば、まず現場での撮影から始めることをおすすめします。
なお、自社の強みが言語化できていないという理由でLP制作をためらわれる会社様もいらっしゃいますが、これは着手できない理由にはなりません。強みの整理は、弊社がヒアリングを通してお手伝いする部分です。施工実績の棟数、保有資格、保証年数、自社施工の比率といった事実さえ社内にあれば、それを訴求の形にするところからご一緒できます。

第2章 外壁塗装のLPに必要な構成12要素

ここからが本題です。外壁塗装のLPに載せるべき要素を、配置する順番に沿って12に分けて解説します。なお、ここで挙げる12要素は、弊社が全国の塗装業者様をご支援する中で、反響につながったLPに共通していたものです。

外壁塗装LPの構成の全体像

まず全体像です。LPは大きく、ファーストビュー、本文エリア、クロージングの3ブロックに分かれます。

ランディングページの基本構成

外壁塗装LPの構成の全体像

ブロック No. 要素 役割
ファーストビュー 1 キャッチコピー 読み進める理由をつくる
2 メインビジュアル 施工品質を直感的に伝える
3 実績・資格バッジ 信頼の根拠を一目で示す
4 電話番号とCTAの配置 決めている人を取りこぼさない
本文エリア 5 共感パート 自分ごとだと認識してもらう
6 選ばれる理由 他社との違いを明確にする
7 特典・無料オファー いま問い合わせる理由をつくる
8 施工事例 仕上がりと金額を具体的に見せる
9 価格と、その価格である理由 予算の不安と価格への疑念を消す
10 保証・アフターフォロー 長期の安心を担保する
11 お客様の声・第三者評価 自社の主張を外部から裏づける
クロージング 12 問い合わせフォーム 行動のハードルを下げる

この順番には理由があります。外壁塗装を検討する施主は、興味を持つ、信用する、比較する、不安を解消する、行動するという段階を踏んで問い合わせに至ります。要素の順番が入れ替わると、たとえば信用していない段階で料金を見せることになり、金額だけで判断されてしまいます。載せる内容だけでなく、見せる順番も設計の一部だとお考えください。

ファーストビューの4要素

ファーストビューとは、ページを開いたときにスクロールせずに見える範囲のことです。ここで読み進めてもらえるかどうかが決まりますので、LP全体の中で最も重要なブロックになります。

1.キャッチコピー

施主が最初に目にする一文です。ここで「自分に関係がある」「この会社は他と違う」と感じてもらえなければ、その先は読まれません。何を訴求すべきかについては第3章で詳しく解説します。

2.メインビジュアル

職人が作業している写真や、施工後の住宅の写真を使います。外壁塗装は仕上がりが目に見える商材ですので、文章よりも写真のほうが早く伝わります。避けたいのは、フリー素材の外国人モデルや、住宅と関係のないイメージ写真です。地域密着を打ち出すのであれば、実際の自社スタッフと自社施工の物件を使ってください。

3.実績・資格バッジ

「一級塗装技能士在籍」「施工実績5,000棟以上」「4年連続No.1表彰」といった情報を、丸型や帯状のバッジにしてファーストビュー内に配置します。文章で読ませるのではなく、視覚的に3つから4つ並べるのが定石です。数字を含む要素を優先して選んでください。
第三者機関による調査結果を持っている場合は、あわせてファーストビュー付近に配置すると効果的です。自社で品質が高いと述べるより、外部の評価として示したほうが説得力が生まれます。

4.電話番号とCTAの配置

CTAとは、問い合わせボタンや電話番号など、行動を促す要素のことです。ページの一番下にだけ置いている例をよく見かけますが、それでは検討が進んでいる施主を取りこぼします。
配置すべき場所は3か所あります。1つ目はヘッダーで、電話番号と受付時間、定休日を明記します。2つ目はページ中盤で、話題が切り替わる区切りごとにバナー型のCTAを差し込みます。3つ目はスマートフォンの画面下部で、スクロールしても常に表示される固定バーを設置します。
外壁塗装業界では電話からの問い合わせが多くを占めますので、電話番号にはタップで発信できるリンクを設定してください。あわせて、建設業許可番号をヘッダー付近に記載しておくと、それだけで信頼性が上がります。

本文エリアの7要素

5.共感パート

「外壁のひび割れが気になる」「前回の塗装から10年経っている」「訪問業者に言われたが本当に必要なのか分からない」といった、施主が抱えている状況を提示します。
外壁塗装の場合、外壁、屋根、シーリング、ベランダ、雨漏りといった部位ごとに写真を並べ、気になる箇所があるかを問いかける見せ方が有効です。自分の家に当てはまる箇所が見つかると、そこから先を自分ごととして読んでもらえるようになります。

6.選ばれる理由

自社の強みを3つから5つに絞って提示します。多すぎると印象が散りますので、伝えたいことをこの範囲まで削り込んでください。
ここで重要なのは、事実を書くことです。「丁寧な施工」「親切な対応」は、どの会社でも書けてしまうため差別化になりません。「自社一貫体制のため中間マージンが発生しない」「一級塗装技能士が在籍している」「最大10年の自社保証に加えメーカー保証も付く」といった、検証できる形に書き換えてください。
見せ方としては、まず理由を一覧で並べて全体像を示し、その後に1つずつ詳しく解説する二段構成が読みやすくなります。一覧から詳細へページ内リンクを設定しておくと、気になる項目だけを読む施主にも対応できます。

7.特典・無料オファー

見落とされがちですが、成果に直結する要素です。施主にとって問い合わせは、営業をかけられるかもしれないという心理的なコストを伴う行動です。それを上回る「いま連絡する理由」を用意する必要があります。
外壁塗装でよく使われるのは、ドローンによる屋根の無料点検、無料の住宅診断とお見積もり、リフォーム図面の作成、来店予約者へのギフト券進呈、外壁塗装の基礎知識をまとめた小冊子の進呈といったものです。
ポイントは、施主が受け取る価値を具体的に書くことです。「無料診断」とだけ書くより、「最短30分、高解像度カメラで屋根の詳細まで確認できます」と書いたほうが、何が得られるのかが伝わります。特典を3つから4つ並べ、それぞれに写真と一言の説明を添える形が定番です。

8.施工事例

ビフォーアフターの写真を並べます。外壁塗装の施工事例で必須となるのは、施工内容、価格、使用した塗料の3点です。写真だけでは自分の家に当てはめて考えることができません。
特に価格の記載は重要です。「110万円」「190万円」といった実際の金額が入っていると、施主は自分の家の規模と照らし合わせて予算感をつかめます。可能であれば、築年数や地域名も添えるとより具体的になります。
また、施主は自分と近い条件の事例を探します。外壁のみ、屋根も含む、防水工事つきなど、工事内容にばらつきを持たせて3件程度掲載すると、当てはまる事例が見つかりやすくなります。それぞれに担当者のコメントを添え、なぜその色や塗料を選んだのかを書いておくと、提案力も同時に伝わります。

9.価格と、その価格である理由

金額を載せることに抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、載せないことのデメリットのほうが大きいのが実情です。施主が知りたいのは正式な見積もり金額ではなく、おおよその相場だからです。
見せ方は2通りあります。1つは坪数や延床面積ごとの目安価格を表で示す方法、もう1つは前述の施工事例に実際の金額を入れる方法です。どちらでも構いませんが、「別途、足場の状況や劣化度合いによって変動します」という注釈は必ず添えてください。
そして、価格を出すのであれば、その価格である理由もセットで説明します。外壁塗装は施主にとって相場の分かりにくい商材ですので、ここを丁寧に書くほど信頼されます。安さを打ち出す場合は特に重要です。「自社一貫体制のため仲介手数料がかからない」「塗料メーカーから直接仕入れているため材料費を抑えられる」「地域密着で営業しているため広告費が少ない」といった構造を図解すると、安さが手抜きではないことが伝わります。
逆に、安易な値引きに警鐘を鳴らす見せ方も有効です。訪問販売によるリフォーム工事の相談件数が増加しているという公的なデータを示し、極端に安い見積もりには理由があると説明したうえで、自社は相見積もりも歓迎すると伝える。この流れは、価格競争から抜け出したい会社にとって特に相性が良い構成です。

10.保証・アフターフォロー

保証年数、定期点検の頻度、保証書の発行有無を明記します。外壁塗装は施工後10年前後にわたって品質が問われる商材ですので、施主は工事後のことを気にしています。
自社保証に加えて、塗料メーカーやフランチャイズ本部の保証が付く場合は、両方あることを明示してください。保証が二重になっていることは、それだけで安心材料になります。
第1章でご紹介した調査でも、最終的にその会社を選んだ理由として長期保証や定期サービスが挙げられていました。ここを書いていないLPは、書いている競合に対して不利になります。

11.お客様の声・第三者評価

実際に施工したお客様のコメントを掲載します。掲載する際は、お客様の写真、地域名、年代を添えてください。匿名で文章だけが並んでいると、信ぴょう性が下がってしまいます。写真の掲載が難しい場合は、手書きのアンケート用紙をそのまま画像で載せる方法もあります。
近年は、Googleクチコミをそのままページ内に表示する会社も増えています。総合評価と件数を示し、いつ時点の数字なのかを明記したうえで、実際の投稿をいくつか並べる形です。自社で編集できない場所の評価であることが、かえって信頼につながります。
さらに強力なのが、第三者機関による調査結果です。専門家を対象とした調査で高評価を得ているのであれば、調査の実施委託先、調査期間、調査方法、調査対象人数まで明記して掲載してください。出典を省略すると、かえって疑われます。

クロージングの1要素

12.問い合わせフォーム

ページの最後に配置する、問い合わせのための入力欄です。ここまで読み進めてもらえたとしても、フォームの設計次第で離脱が発生します。詳しくは第4章で解説します。

あわせて用意したい4つの要素

12要素に加えて、余力があれば入れておきたいものが4つあります。
1つ目は施工の流れです。問い合わせから完工までをステップ形式で示すと、問い合わせた後に何が起こるのかが分かり、心理的なハードルが下がります。
2つ目はよくある質問です。「留守でも工事できますか」「近隣への挨拶はしてもらえますか」「工事中に洗濯物は干せますか」といった、問い合わせ前に生じる疑問を先に解消しておきます。ここは構造化データを設定しておくと、検索結果にも表示されやすくなります。
3つ目は会社概要です。代表者名、住所、電話番号、営業時間、建設業許可番号、従業員数、保有資格の一覧、地図とアクセスを載せます。実在する地元の会社であることが伝わるだけで、安心感がまったく違います。
4つ目はスタッフ・職人の紹介です。誰が家に来るのかが分かると、それだけで警戒心が下がります。

第3章 外壁塗装LPのファーストビューの作り方

第2章でお伝えした通り、ファーストビューはLPの成果を最も大きく左右するブロックです。ここでは特にキャッチコピーについて、調査データをもとに掘り下げます。

最も響くのは技術力の訴求

施主418名への調査では、最も好印象なキャッチコピーについても質問しています。結果は次の通りでした。

最も好印象なキャッチコピー

最も好印象なキャッチコピー

訴求タイプ コピー例 好印象と回答した割合
技術力押し 長持ちする技術で 32.2%
評価押し お客様満足度●% 15.8%
強み押し 地元で創業●年〜 9.8%
実績押し 年間●件の施工実績 6.0%
低価格押し どこよりも安く 4.8%
イメージ押し 新築を蘇らせる〜 3.3%

技術力を押し出した訴求が32.2%と、2位以下を大きく引き離しています。一方で、低価格を押し出した訴求は4.8%にとどまりました。
この差は、外壁塗装という商材の性質によるものだと考えられます。施主にとって外壁塗装は数十万円から百万円を超える買い物であり、失敗したくないという気持ちが先に立ちます。安さは魅力ではありますが、それ以上に「きちんと施工してくれるのか」という不安のほうが大きいということです。
つまり、LPのファーストビューで安さだけを打ち出すことは、施主が最も気にしている点に答えていないことになります。値引きで競争しなくても選ばれる余地は十分にあるということが、この数字から読み取れます。

キャッチコピーの書き換え例

技術力を訴求するといっても、「技術力に自信があります」と書くだけでは伝わりません。施主が結果を具体的に期待できる形にすることが必要です。いくつか例を挙げます。

よくある表現 書き換え後
丁寧な施工をお約束します 一級塗装技能士が在籍しているから、10年後に差が出ます
地域No.1の実績 ○○市で5,000棟。地元の気候を知り尽くした塗り替え
安心の低価格 自社一貫体制だから、中間マージンがありません
お客様に寄り添います ドローンで屋根まで無料診断。見えない場所も報告します

共通しているのは、根拠と結果がセットになっている点です。「一級塗装技能士が在籍している」という根拠があるから「10年後に差が出る」という結果が期待できる、という構造になっています。自社の強みを棚卸しする際は、この2つをセットで書き出してみてください。
なお、低価格を訴求してはいけないというわけではありません。「一級塗装技能士在籍なのに安くて長持ち」のように、技術力を先に置いてから価格に触れる形であれば、安さは強みとして機能します。理由のない安さだけが響かないということです。

第4章 外壁塗装LPのフォーム設計

LP全体をどれだけ作り込んでも、最後のフォームで離脱されては意味がありません。ここは意外と見落とされがちな部分ですので、確認すべき点を整理します。

入力項目は必要最小限にする

入力項目が多いほど、離脱率は上がります。外壁塗装の問い合わせであれば、希望内容、名前、連絡先、依頼の詳細という4項目程度に収まるはずです。
築年数、坪数、希望時期、現在の状況といった項目は、営業側からすればあったほうが便利ですが、それは電話でヒアリングすれば済むことです。まず接点を持つことを優先してください。必須項目は本当に必要なものだけに絞り、電話番号を任意にするといった調整も有効です。
希望内容については、自由記述ではなくチェックボックスにすると入力の手間が減ります。「無料診断を希望」「ショールーム来店予約を希望」のように選択肢を用意し、来店予約のほうに「おすすめ」と添えておくと、こちらが誘導したい方向へ自然に寄せられます。

電話とLINEも併記する

フォーム入力を面倒に感じる層は一定数存在します。特に外壁塗装の主要ターゲットである40代から70代では、電話のほうが心理的に楽だという方も多くいらっしゃいます。
フォームの近くに電話番号を大きく配置し、受付時間と定休日も明記してください。フリーダイヤルを用意できるのであれば、そのほうが問い合わせのハードルは下がります。近年はLINEでの相談を受け付ける会社も増えています。窓口を複数用意するだけで、取りこぼしは確実に減ります。

送信後の不安を先に消しておく

フォームのすぐ上に、「しつこい営業は行いません」「無理な勧誘はいたしません」「相談だけでも歓迎です」といった一文を置いてください。訪問販売のイメージから、問い合わせをためらう施主は少なくありません。この一文があるだけで送信率が変わります。
また、「かんたん30秒」のように所要時間を明記するのも有効です。どれくらいの手間がかかるのかが分かると、着手のハードルが下がります。

第5章 外壁塗装LPの改善で獲得率を上げる

LPは作って終わりではありません。むしろ公開してからが本番です。この章では、公開後にどこを見て、何を直すべきかを解説します。

獲得率の目安を知っておく

まず、自社の外壁塗装LPが良いのか悪いのかを判断する基準が必要です。ここで見るべき指標が獲得率、つまりLPを訪れた人のうち何%が問い合わせに至ったかという数字になります。
弊社が作成する広告シミュレーションでは、獲得率を1.00%から1.80%程度の範囲で見込んでいます。たとえば月20万円の予算で400クリックを獲得した場合、獲得率1.00%であれば4件、0.71%であれば2.9件という計算です。獲得単価に換算すると、前者が5万円、後者が7万円となります。
ここで注目していただきたいのは、クリック数も広告費もまったく同じだという点です。違うのはLPの獲得率だけで、それが獲得単価を4割近く変えています。クリック単価は入札の相場に左右されますが、獲得率は自社の努力で改善できる数少ない変数です。LPの改善が費用対効果に直結するというのは、こういうことです。

※広告費と獲得単価の関係については、外壁塗装の広告手法8選の記事で、予算別のシミュレーションとあわせて解説しています。

何を、どの順番でテストするか

改善する箇所は無数にありますが、効果の大きい順に手をつけるのが鉄則です。優先順位は次のようになります。

優先度 改善箇所 確認すること
1 ファーストビュー キャッチコピー、メイン画像、バッジの内容
2 CTAの位置と文言 ボタンの色、配置数、「無料相談」などの表現
3 フォーム 入力項目数、離脱が起きている項目
4 特典・オファー 内容そのもの、見せる位置
5 施工事例・お客様の声 掲載件数、条件のばらつき

ファーストビューを最優先にする理由は、離脱の大半がここで発生するためです。どれだけ下部のコンテンツを充実させても、ファーストビューで離脱されていれば読まれることはありません。
テストを行う際は、一度に複数箇所を変更しないでください。同時に3つ変えて数字が上がったとしても、どれが効いたのかが分からず、次に活かせなくなります。1箇所ずつ変えて、2週間から1か月ほど様子を見る進め方が確実です。
また、改善の材料としてヒートマップツールの導入をおすすめします。どこまでスクロールされているか、どこがクリックされているかが視覚的に分かるため、感覚ではなくデータで判断できるようになります。

第6章 外壁塗装LPの実例

ここまでの内容を踏まえて、実際の外壁塗装LPを2つ見ていきます。いずれも弊社でご支援した外壁塗装会社様のものです。

ペイントプラザ様(東京都町田市)

株式会社ペイントプラザ様

キャッチコピーは「一級塗装技能士在籍なのに安くて長持ち!」というものです。安さに触れてはいますが、その前に技術力の根拠を置いている点がポイントになります。第3章でお伝えした、理由のある安さという形です。
バッジは4つ配置されています。4年連続No.1表彰、最短即日見積もり、価格・品質No.1に挑戦、施工実績5,000棟以上という構成で、いずれも数字を含んでいます。その直下には、一級建築士1,027名への第三者機関調査で3部門において高評価を獲得したという結果を、実施委託先と調査期間、調査方法、調査対象まで明記して掲載しています。
本文では、要素7でお伝えした特典が大きく展開されています。来店予約でのギフト券進呈、ドローンによる無料点検、見積書とリフォーム図面の作成、外壁塗装の小冊子進呈という4つです。それぞれに写真と一言の説明が添えられており、何が得られるのかが具体的に伝わる形になっています。
もう1つ特徴的なのが、悪質な訪問販売業者への注意喚起を1セクション使って行っている点です。国民生活センターのデータを引用して相談件数の推移を示し、極端に安い見積もりには理由があると説明したうえで、自社は相見積もりも歓迎すると伝えています。価格競争を避けながら、施主の不安に正面から答える構成です。

株式会社トータルアート様(神奈川県川崎市)

株式会社 トータルアート 様

こちらのキャッチコピーは「手塗り一筋33年」です。工法と年数だけという非常に短いコピーですが、機械任せではないこと、長く続けてきたことが一言で伝わります。技術力訴求の見本のような形です。
その下に「4,500件以上の施工実績」を添え、丸型のバッジでドローン無料点検、ショールーム、Googleクチコミ4.9という3点を並べています。ドローン点検は他社との差別化要素、ショールームは実際に足を運べる安心感、Googleクチコミは第三者評価と、それぞれ役割が異なる3つを選んでいる点が参考になります。
ページ下部では、一級建築士の85%以上が「信頼できる」「お勧めできる」と回答したという調査結果を掲載しています。2社に共通しているのは、自社の主張を第三者のデータで裏づけている点です。

※2社の実際の反響件数と問い合わせ獲得単価は、記事末尾の資料に掲載しています。

よくあるご質問(FAQ)

Q1.外壁塗装のLP制作費用はいくらくらいかかりますか?

A.一般的な相場としては、30万円から100万円程度が一つの目安と言われています。テンプレートを使って自社で用意する方法もあれば、写真撮影や原稿作成まで含めて依頼する方法もあり、範囲によって金額は大きく変わります。
なお弊社の場合は、掲載する内容や制作範囲、広告運用とあわせてご支援するかどうかによって異なりますので、都度お見積りをお出ししています。具体的な費用が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

Q2.外壁塗装LPの長さはどれくらいが適切ですか?

A.決まった長さはありません。第2章の12要素が入っていれば、結果として長くなるはずです。ただし、情報を詰め込みすぎると読まれずに離脱されますので、1つの要素で伝えることは1つに絞ってください。迷ったときは、載せるかどうかではなく、それが問い合わせの後押しになるかどうかで判断すると整理しやすくなります。

Q3.すでにホームページがありますが、LPも必要ですか?

A.Web広告に取り組むのであれば、用意することをおすすめします。ホームページとLPは目的が異なるページであり、どちらか一方があればよいというものではありません。逆に、広告を出す予定がないのであれば、LPよりホームページの充実を優先してください。

Q4.完成したLPの修正は可能ですか?

A.保守契約の締結が必要となりますが、可能です。写真の差し替え、テキストの変更、コンテンツの移動・追加など、柔軟に対応いたします。施工事例やお客様の声は増えるほど説得力が高まりますので、定期的な更新をおすすめしています。

Q5.外壁塗装のLPを作れば問い合わせは増えますか?

A.LPだけでは増えません。LPは広告の着地先として機能するページですので、そこへ人を連れてくる広告とセットで初めて成果が出ます。どの媒体にいくら使うべきかについては、外壁塗装の広告手法8選の記事をご覧ください。

Q6.施工事例が少ないのですが、どうすればよいですか?

A.件数の少なさは、見せ方で補えます。1件あたりを深く掘り下げ、着工前の状態、下地処理の様子、使用した塗料、完工後の比較写真、金額、担当者のコメントまで載せる形です。数を並べるより、1件を丁寧に見せたほうが技術力は伝わります。今後のために、現在進行中の現場から撮影を習慣づけることをおすすめします。

Q7.価格は本当に載せたほうがよいですか?

A.載せることをおすすめします。金額が分からないページは、施主にとって問い合わせのハードルが上がります。正確な見積もりは現地調査後にしか出せませんので、坪数別の目安価格を示すか、施工事例に実際の金額を入れる形で構いません。あわせて、なぜその価格になるのかという理由も添えてください。金額を示している会社のほうが、誠実な印象を持たれます。

まとめ

外壁塗装会社のLPに必要な要素を、12に分けて解説してきました。最後に要点を整理します。
LPはホームページと違い、問い合わせという1つの行動に絞って設計するページです。56%の施主は1社からしか見積もりを取っていませんので、クリックしてもらったその1回で伝えきれるかどうかが成果を決めます。
構成は、ファーストビューの4要素、本文エリアの7要素、クロージングの1要素という順番で組み立ててください。載せる内容だけでなく、見せる順番も設計の一部です。特典や無料オファーのように、いま問い合わせる理由をつくる要素も忘れずに入れてください。
ファーストビューで訴求すべきは技術力です。調査では技術力押しが32.2%と最も支持され、低価格押しは4.8%にとどまりました。根拠と結果をセットにして書くことで、値引きに頼らずに選ばれるページになります。
そして、公開後の改善こそが本番です。同じ広告費、同じクリック数でも、獲得率が1.00%か0.71%かで獲得単価は4割近く変わります。ファーストビューから順に、1箇所ずつ改善を重ねてください。
ブランディングテクノロジーでは、これからも外壁塗装の業界に特化した、お役に立つ情報を発信してまいります。これらの情報を活用して、皆様の事業がさらに発展することを願っております。

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相見積もりや価格競争から抜け出したい外壁塗装業者様向けに、施主418名アンケートの全設問データ、反響につながるランディングページの構成、デマンドジェネレーションの実際の配信面イメージ、成功事例2社の問い合わせ獲得単価までをまとめました。本記事でご紹介した12要素を、実際のLPに落とし込む際の参考としてご活用ください。

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O.YOSHIKI

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